”セッション2:大企業とスタートアップの
新規事業の違いと様々なキャリア”
前回に引き続き今回はセッション2の内容を紹介させていただきます^ ^
多様なキャリアを歩まれた3名のゲストとの対話から見えてきた社内でやりたいことをやるための覚悟や攻め方とは!?
<登壇者>
eiicon:中村亜由子さん (中)
エクサウィザーズ:粟生万琴さん (栗)
未来プロジェクト:牧野隆広さん (牧)
<モデレータ>
トヨタ自動車:土井雄介さん (土)
土:みなさんよろしくお願いします。僕はこのセッションどんな化学反応が起こるか本当に楽しみにしてたんですよ!皆さんキャリア凄すぎてもうわけわからないですよね。(各ゲストのキャリアに関してはコチラをご参照ください)
土:では早速ですが中村さんに子育て中の起業についてお伺いしたいのですが、子育て中の起業は大変でしたか?
中:2014年12月に産休、2015年2月に出産、6月にeiicon起案、2015年息子が1歳になった時に2016年4月くらいから地獄の時期を。周囲からも否定され髪ちぎってるくらいストレスを感じてた。
土:なぜそんなモチベーションがでてきたんですか?
中:オープンイノベーションしないといけないと思ってしまったし、知人にもそこに困っている人がいて、私がやらないと日本がやばいと思った。起業をやめて諦めた人生とやめなかった人生どっちがいいか悩んだ時に後者を選びました。
土:会場から質問ですが、夫はどうやって説得したんですか?
中:実は経営者家族で家の中には壁打ち相手がいっぱいいたんですよ。だから夫が敵になることはなかったです。笑
でも両親の説得のサポートはしてくれませんでした。
栗:私、いつも言うんですが身近な人説得できないと絶対新規事業できないよ!と。起業したい、ベンチャーで働きたいときは家族ブロックぐらい突破してこいと。
土:確かに。身近な人説得できなかったら新規事業で多くの人を説得はできないですよね。牧野さんはマイクロソフトで働いてたのに誘われたからで起業しましたよね?誘われただけできたのはなぜですか?
牧:僕は流れに身を任せてきただけなんですよ。どこの会社にいてもその仕事を好きになることができるんです。だからあんまり考えずに散歩に出かけるくらいの軽さで移り変わるのもいいのではと思います。
土:牧野さんは新規事業をする際に根回ししてますか?
牧:根回しも大事だけどストレートに思ってること伝えることが大事だと思ってます。ストレートに言うと共感してくれる人もいる。既存の考え方もいいけど、こういうのを追加するのもいいんじゃない?と提案するのがいいのでは?既存を否定するのではなく、10年後の利益を支えるためにこんな新しいこと取り組んでいくのはどうでしょうか?という感じで。
土:粟生さんや中村さんはこうやったら新規事業うまくいくとかありますか?
栗:私は勝手にやってましたね。根回ししてる時間がなかったです。ただ、役員会で役員たちが初めて聞いたという状態にはしないよう、チームの人が逐一情報を入れるようにはしてました。
中:私は界王がたくさんいると思っています。私も勝手にやって後から怒られるタイプで、でもどうしてもやらなければならない場合は界王を巻き込みます。協力してくれる界王を見つけるために役員のスケジュールは常にチェックしてるし、必要であれば役員を出待ちしてる。
栗:私も出待ちしてた!!
牧:私はマイクロソフト時代に転職してすぐビルゲイツにメールしてみました。検索したら出てきたんです。だから送ってもいいかなと。笑
そしたらめちゃくちゃ怒られたけど有名になりました。笑
結果的にいろんなことがやりやすくなったんです。思い切ってやっちゃって、怒られたら真摯に受け止め謝ってまたやるのが大事です。
土:我々のような活動でも「有志活動やりますというのを社長に送っちゃった」ってのは結構成功してますね。
中:法律と人命を犯さなければ大丈夫ですよね。
土:今後東海でやるべきことはなにかありますか?
栗:なごのキャンパスは次の100年を作る学校にしたいと思ってます。いきなり起業はハードル高いのでソフトランディングがいいと思う。OJの活動をしてみる、複業をしてみるどか。まずは同じ人とランチを食べるのを辞めるなどなど。
土:最後に何かあれば一言お願いします。
牧:さっき言い忘れたことですが、気を使いすぎて主張しないのはよくないと思う一方で言い方やタイミングは大事です。
あいつがいうと・・・みたいな不満を抱えた時に不満に思うんじゃなくて、あいつの真似をしてみよと思うのがいいです。
もしくはその人をうまく利用する。最初の転職で文化の違いにめちゃくちゃ戸惑ったけど素直さが生まれました。一つの会社で登りつめると素直さがなくなると思うんです。だから若いうちからいろんな部署でまた新入社員になったという気持ちで働くと偉くなった時に素直になれると思います。研究開発の人は異動が難しいかもしれないけどそういう多様さを許容できるように。だから次の10年が見えるようにスタートアップにいくのはめちゃいいと思いますよ。
中:オープンイノベーションの需要は高まってきています。今までグレーなことはやらないという感じだったがだいぶ変わってきました。法律ではNGと言ってるが、この場所はOKとかも出てきて、日本自体が危機感を持ってきたと感じてます。オリンピック後不景気は必ず来ます。オリンピック後に10年後の勝ちビジョンが見えるようになってないとまずいのでそのビジョンを一緒に作っていきましょう。
あと女性にですが、産もうと思っている人がいたらすぐに産んだほうがいいですよ。やりたいことはやりたいときにやるのが大事です。
土:みなさまありがとうございました。引き続き名古屋をONE JAPANをお願いします。
(END)
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